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プロフェッショナルサポーター コラム

「まちおこし」をするということ

2019.4.24 UP

上川大雪酒造株式会社代表取締役
塚原敏夫

2013年から上川町でレストランを経営しています。宿泊施設も備えたとても素敵なところで、2017年にはミシュランで星を獲得、JAL国内線ファーストクラスにも採用されました。

私は北海道札幌市出身ですが上川町(層雲峡温泉)に来たことは50年の人生で1度くらいでした。上川町が「まちおこし」で開発した「大雪森のガーデン」にあるレストラン・ヴィラ・カフェの経営をフレンチの巨匠・三國清三シェフ(北海道出身)に依頼したことから、私は当時東京で仕事をしていましたが知人の三國シェフの誘いで上川町でレストラン経営をすることになったのです。

北海道の屋根「大雪山系」にありながら日本海にもオホーツク海にも約2時間でアクセスできる上川町は、北海道の食を発信する場所として最高の立地です。
温泉がある、食材がある、ガーデンや高級レストランも出来た。
上川町に地酒が出来たらどんなに相応しく素晴らしいだろうと思い、上川町の協力を得ながら上川大雪酒造という酒蔵をつくりました。
周辺が米どころで、とにかく水が良い、短い夏の観光がメインで長い冬には産業が少ない。
「酒蔵」をつくるには最高の環境でした。

他のまちではこうはいかなかったと思います。
上川町にしか無い立地面、協力的な町民や役場の方々があってこそ実現できたことだと思います。
上川町はチャレンジするには最高の舞台です。
「まちおこし」をするということは、自分でリスク(資金面)を負うこと、地元の人を雇用すること、他地域から移住した従業員がいること、自分しか出来ない縁(企業や協力者)をそのまちに持ち帰ること、以上が当てはまるかだと考えています。
チャレンジする方がいれば、我々も協力し応援したいと思っています。