カミカワークプロデューサーダイアリー
PORTOに秘められた想いとは!徹底取材
2021.12.20 UP
こんにちは!地域おこし協力隊インターンとして上川町に来ている、渡辺です!
上川駅すぐそばの「PORTO」という上川町交流スペース&コワーキングスペースが10月にオープンされましたことご存知ですか?
今回は「PORTO」を運営されている絹張さんにインタビューをさせていただきました!
早速ですが、この場所が設立された経緯を教えてください
絹張さんー
役場職員の小知井さんが、市街地に交流スペースや工房、DIY作業などができる場所があったらいいよねというアイデアをもっていました。
そこで、新しく作るのは難しいから、いまある建物を活用して試験的につくってみようということになり、Earth Friends Camp inc.として6月に法人化する際、法人施設の運用をしないかという声がかかったのがはじまりです。
【PORTOは、移住の相談、暮らしの相談ができる場所でもあります。
これまで、移住対応は役場のでみ実施していたそうですが、土日など役場が休みの日でも相談できることや町民から直接話が聞けるということもあり、PORTOには多くの人が訪れるそう。
また、ここでイベントを開催したり打ち合わせを行うことで、それまで地域の取り組みに参加したことがない人が、「何か起こっている」という雰囲気を感じることができ、なんとなく町としての一体感が生まれ、よい効果があると実感しているそうです。】
PORTOをどんな場所にしていきたいですか
絹張さんー
TSUTAYAのようにしていきたいと思っています。いろんなものが買えたり、地域性があるものがあったり、イベントをやっていたり。そういうのを「いいな」と感じます。
【実際にPORTOにも、地域の人のハンドメイド品やオリジナル珈琲、地域の人が寄付してくださった本、PORTOがセレクトした本などがたくさん置いてありました!】
絹張さんー
あと、「上川町でこういうことをやりたい」というのを気軽に誰かに伝える、フランクに話ができる場所になってほしいと1番に思います。
田舎は何をするにも「できない」と諦めることが多くなりがちです。でも誰かに伝えることで、できるようになることもあるかと思います。
「こういう人紹介できるよ!」という一言で繋がりが広がったり。上川町で何かしたい人が来てくれたら嬉しいです。最近は、地元の高校生がやりたいことをもってきてくれて、地域おこし協力隊で相談に乗ったりすることもあります。
PORTOのドアなどに青色が使われているのはどうしてですか
絹張さんー
「港っぽくて、お洒落でいい感じの色」をみんなで選びました笑。
「海のない、この町の港」というのがPORTOのコンセプトなので、まちの「ヒト」「モノ」「コト」が行き交う場所にしたいという意味があります。
そして、同時にこの場所を「魔女の宅急便」のような世界観にしたいと思っていました。
どういうことかというと、キキが初めて大きな町に来て、「このまちでやっていけるかな?」と不安になっている時にパン屋のおソノさんと出会い、おソノさんがキキを引き込んでくれます。
ここをおソノさんのような人がいる場所にしたいと思っていたら、「魔女の宅急便」のモデルの町が「ポルト」という名前だったので、「これは!」と思い「PORTO」という名前にしました。
【PORTOの壁のペンキ塗りは、町民と共同で行ったそうです。作る過程から一緒に作業することで、思い入れが生まれ訪れやすい場所になるようです。】
PORTOを訪れたことがない人へ一言お願いします
絹張さんー
来て笑!
何も目的とかなくていいので、ただ来てみて欲しい。
何かやりたかったけれど、場所がなかった人。行き場がないと思っている人。
そんな人には是非一度来てみて欲しいです。
絹張さん、ありがとうございました!
PORTOは素敵な思いがたくさん詰まった、温かい場所です。
個人的には「何かはじめるきっかけ」が欲しい人にもおすすめの場所だと思います。
PORTOが気になった方は是非こちらから覗いてみてください!
渡辺理恵
立教大学経営学部経営学科4年
東京都出身
地域の活性化に関心があり、長野、栃木、島根などでインターンをしてきました。
4月からはソフトバンク株式会社に就職予定ですが、ICT技術を活用した地方創生に貢献していきたいと思っています。