カミカワークプロデューサーダイアリー
アウトドアアクティビティプログラムの創出から 環境保全活動などさまざま! アウトドアプロデューサー田崎さんの活動とは!?
2022.6.20 UP
こんにちは!カミカワークプロデューサーのインターンシップで活動している新谷有希です。
本記事から連載企画として、カミカワークプロデューサーのインタビュー記事を公開していきます!活動内容や協力隊になったきっかけなど、いろいろなお話を伺っていきます。
その第一弾は、現在アウトドアプロデューサーとして活動されている、田崎充彩(たさきあつや)さんのインタビュー記事をお送りします!
大雪山系の麓にある上川町というフィールドを生かしてどのような活動をされているのでしょうか?層雲峡オートキャンプ場で焚き火をしながら、楽しくお話を伺いました。ぜひ最後までお読みください!
アウトドアプロデューサーのお仕事とは?
ーアウトドアプロデューサーは、普段どのような活動をしているのでしょうか?
田崎さん:主にアウトドアガイド業やアウトドアアクティビティプログラムの創出のほか、上川町のツアー会社と一体になってツアープログラムを作成をしています。
また、山の維持・管理や自然保全などの環境保全活動に取り組んだりもしています。
大雪山エリアにおけるさまざまな課題をどう解決をしていけばいいか、地域おこし協力隊として地域のいろいろなグループと繋がりながら活動しています。
上川町は大雪山にとても近く、自然に囲まれた場所なので、いろいろなアウトドアスポーツを楽しむことができます。冬はスキー、夏は登山やキャンプだけではなく石狩川で釣りやラフティングもできますし、そうしたフィールドを使って自分が将来仕事にしたいことを試すことができます!
ミッション以外にも自主的な活動をされているとのこと!
田崎さん:アウトドアの活動以外にも、簡単な大工作業やイベント企画、カメラなども好きで、そこからいろいろなことをしています。
実はアウトドアプロデューサーという立場ではありますが、インドアなことも大好きでして(笑)『本と珈琲と〇〇』という連続的な企画を実施していて、月に一度、主に暮らしにまつわるモノ・コトをテーマにしたイベントを上川町近隣地域にて開催したりしています。もちろんアウトドアもテーマにしてこのイベントを開催しようとも考えています。
活動拠点は、さまざまな滞在スタイルを楽しむことができる層雲峡オートキャンプ場!
ー活動拠点である層雲峡オートキャンプ場はどのようなところなのでしょう?
田崎さん:層雲峡オートキャンプ場は、ワーケーションやツアーにも対応できるようリニューアルしました。(令和3年度をもって工事が完了)リニューアルに際してウェブ予約やSNSでの情報発信も開始し、出版社などメディア関係者の方も取材に来てくださるので、アウトドアプロデューサーが現場での対応を任されることもあります。
ー層雲峡オートキャンプ場では、さまざまな滞在スタイルを楽しむことができると思いますが、その中でも田崎さんのおすすめの過ごし方はありますか?
田崎さん:おすすめは週末移住コテージです!共用キッチンにはガスコンロも完備しているので、初心者の方でも気軽にキャンプができます。家族連れのお客様が多いですね。
通年型コテージは見た目が特徴的で人気です。
コテージに車を横付けでき、テントやタープもコテージ脇に張ることができるので、冬キャンプ初心者の方で装備を持ってなくても日中はテントやタープを張ってバーベキューをして、日が暮れて寒くなった時はコテージに移るという滞在も楽しめます。
アウトドアプロデューサーになったきっかけは、偶然の出会いから。
ー上川町で地域おこし協力隊になったきっかけを教えてください!
田崎さん:夏は北アルプスの山小屋で小屋番、冬はまちで働くという生活を6年間していました。実は山小屋での最初の年に、現在層雲峡ホステルのオーナーである志水さんと同じ小屋で働いていたのです。
その後も連絡を取っていたところ、2020年の冬に、層雲峡オートキャンプ場でのスタッフ募集の話をお聞きし、上川町で働くことになりました。
その際、協力隊やまちの人と仕事をしたり、一緒に遊んだ時間がとても楽しかったので、「上川町に暮らしてみたい」と思い、協力隊という仕事を選んでこちらに移住しました。
ズバリ、上川町や協力隊の雰囲気とは?
ーいろいろな場所に訪れたご経験があると思いますが、上川町に来てよかったと思えるエピソードや気づきはありましたか?
田崎さん:北海道の人たちはとてもあたたかいです。特に上川町の人たちは、僕たち協力隊をとても応援してくれたり、期待してくれている印象があります。
また、何かにトライしてみようと思った時に、いろいろなことに取り組んでいる周りの友達が一緒に伴走してくれるので、いろいろとチャレンジしやすいです。
役場の支援制度も充実していて、サポートしてくれる人もたくさんいる。一緒に盛り上がって、共に歩んでくれる人がいるのがものすごくいいです。
前から活動していた協力隊が、上川町に昔から住んでいる皆さんに、「あの人たちってめっちゃ面白いことしてるね!」って思ってもらえるような風土を作ってくれたから期待してくれていると思いますね。
僕の場合は、一度上川町で働いた経験もあり、顔見知りが多いので「おかえり!」「協力隊になったんだ!」「これからまた一緒に遊ぼうね!」と声をかけてくれる人が多かったので、それがとても嬉しかったです。
できることをひたすらやる。
ー最後になりましたが、今後挑戦していきたいことや、将来やってみたいことなどを教えてください!
田崎さん:「気持ちよく暮らしたい」です。そのための方法はたくさんあるのでいろいろと試行錯誤したいと思っています。
上川町の友達は、ここ数年で出会った中でも特に仲が良くて、プライベートで遊ぶだけではなく、一緒に何かに取り組むこともとても大切で、むしろそれがあるから楽しいと思えるんじゃないかと考えています。
また、上川町の友達だけではなく、他の地域の人たちにもどんどん会いに行って、一緒に何かしたいとも思いますね。
誰かと一緒に何かをやるためには、もちろん自分が頑張らないといけないじゃないですか。自分が「これやったら楽しい」と思うことでも、当然できることと、できないことがありますよね。
無論できないことはできないので、とにかくできることをやるしかないと思うんです。
何かを始める時はとにかくできることをまずやっていって、そこで少しずつ新たにできることが増えていって、巻き込める人も増えていって…という繰り返しなんだと思います。
実際今の生活が楽しいので、できることをひたすらやっていけば、気持ちいい暮らしにつながるんだろうなと感じています。
取材後記
田崎さんのお話をお伺いして、改めて「繋がり」の大切さを実感しました。
アウトドアプロデューサーは自然だけでなく、人やまちなどさまざまな「繋がり」をもつことができると思います。
繋がりがたくさんある環境が生まれると、協力隊の活動や移住生活を充実させることができるのではないかと思いました。