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カミカワークプロデューサーダイアリー

何回も来てくれて子どもの成長を感じる。コミュニティプロデューサー・久保さんインタビュー

2022.6.28 UP

こんにちは!カミカワークプロデューサーのインターンシップで上川町に来ている新谷有希です。
カミカワークプロデューサー・インタビュー企画の第2段は、コミュニティプロデューサーとして活動されている久保優香(くぼゆうか)さんの記事をお送りします!
コミュニティプロデューサーの主な活動拠点は、2019年7月に旧東雲小学校をリノベーションしてオープンした「大雪かみかわ ヌクモ」。
町民や旅行者が訪れるヌクモではどのような活動や交流が行われているのでしょうか?活動の中で起こった素敵なエピソードもお聞きすることができましたので、ぜひ最後までお楽しみください!

 

コミュニティープロデューサーの活動とは?

ー久保さんはコミュニティプロデューサーとして、日頃どのような活動をされているのでしょうか?

久保さん:私はまずヌクモの業務を軸に活動しています。時期によってはヌクへの来客が少ないこともあるので、小物作りやキット制作なども行っています。
最近では子ども向けのキットだけではなく大人向けに切り絵なども作っていますね。夏休みの自由研究になったものもあります。

ヌクモではコミュニティープロデューサーやフードプロデューサー以外にもさまざまな方が働いています。なので、私が役場の方に「ヌクモはこういった現状になってます」などの活動内容や、手伝っていただきたい内容などを伝えることもあります。
日常の業務内容ですが、朝は8時30分に出勤します。10時ちょうどの開館に向けて掃除や、コンテンツ機器の動作確認などをします。 
ヌクモ勤務だからという使命感ではないですけど、私は何でもやりたいと思う方なので。併設されているカフェでお菓子作りなども教えてもらい、手伝いをすることもあります。

久保さんをはじめ、スタッフの皆さんが作成したハンドメイド

 

未来型公民館、ヌクモとは

ー改めてにはなりますが、ヌクモの施設紹介をお願いします。

久保さん:ヌクモは未来型公民館といわれている公民館です。施設内にはカフェも併設されています。メインはチームラボさんのデジタルコンテンツ「あそぶ!天才プログラミング」と「おえかきピープル」で遊べるお部屋ですね。
フリースペースもあるので、ブロック型のクッションやバンク(傾斜)で遊ぶこともできます。
平日は町民の方にお越しいただくことが多いですね。ヌクモは上川町の市街地から外れていて少し遠いので、そういった意味では少し地域のお客さんは少ないかもしれないですけど、東雲地区の方々はきてくれます。
公民館として老人会などをヌクモで開催してくれたりといった使い方をされてるのかなと思います。
また、札幌市から来られる方もだんだん増えてきていますし、旭川市などの方も増えています。
開館時間は基本的に10時開館です。平日は16時30分まで、土日祝日は17時30分まで営業していますが、冬季は全ての日が16時30分閉館になります。 

「あそぶ!天才プログラミング」を体験できるお部屋。
壁一面に映像が投影されていて迫力もあります!

専用の台紙に書かれている男の子・女の子に色を塗ってスキャンをすると、その子が壁に現れます。
タブレットを使って、色々な動きを指示することが可能です!

 

子どもたちの成長を実感することも。

ー久保さんは普段の活動の中で、子どもたちと交流する機会が多いと思います。久保さんご自身がこれまでの活動してきた中で印象に残っているエピソードはありますか?

久保さん:子どもたちが何回も遊びに来てくれたり、プログラミングやフリースペースに来てくれて「遊ぼうよ」みたいに話しかけてくれることは、すごく嬉しいかなと思います。
ただ、フリースペースに関しては私たちは見守る形なんですよね。あまり一緒に遊ぶことはしないです。
遊びすぎると白熱して怪我をする可能性もあるので。最初はそのコミュニケーションづくりで遊んだりしていたんですけど、 そのあとは「お仕事だからね」という話をしたこともありました。
でも、子どもたちが挨拶をしてくれたり、私たちがいる部屋を覗いて「今日いるかな」みたいな感じで見てくれたりする子が多くなりました。私としてはそういったことが嬉しいのかなと思います。 

ー子どもたちと密接な関わりとまでは言わなくても、コミュニケーションが少しずつ重なっていく感じですか。

久保さん:そうですね。 ヌクモに来て初めて知り合っただろうに、「この子たちが友達になったんだ」とか、「あ、もう仲良くしてる」と思うこともあります。子どもの成長をすごく感じますね。
お母さんに抱っこされてきていた赤ちゃんが歩いたりとか、しゃべったりとか、走り回ったりとか…2年程度しか働いていないのに、そういった様子も感じられて嬉しいです。

ヌクモの施設内にあるフリースペース。大きなバンクとカラフルで様々な形をしたクッションが特徴です。

 

楽しく、そして寄り添う

ー普段の活動で子どもたちと交流する際に、心掛けてきたことはありますか?

久保さん:私が楽しめば、周りも楽しんでくれるんじゃないかと思っています。ヌクモにいるときは楽しくしようと思ってます。
盛り上げることは少し苦手だったりしますが、子どもたちに寄り添ってあげることはできると思います。
この子はどんなことがしたいんだろうって考えながら、何かをやれるように しています。

ー最後に、久保さんご自身が抱いている今後に対する想いを伺いました。

久保さん:新型コロナウイルス感染症の影響でワークショップやイベントができなかったんですよね。いまは、そのような行事を少しずつ増やしていこうと考えています。
今回(上川町町民デー)も色々とみんなで準備をしています。 行事を開催することで、皆さんに楽しんでもらえる機会が少しずつ増えていけたらいいなと思っています。
でもやはり安全に実施したい思いがあるので、子どもたちが安全に参加できるようにどうしたらよいかということを考えていきたいです。


取材後記

「大雪かみかわ ヌクモ」は老若男女が集う交流の場。久保さんは活動の中で子どもたちと交流する機会が多いというお話を伺いました。
ヌクモは保育園ではないので、子どもたちとの接し方では難しいこともあるのだろうと思います。
ですが、子どもたちの成長を実感した瞬間や「遊ぼうよ」と話しかけてくれるときなど、小さな空間でさまざまなエピソードが生まれていて素敵な環境だと思いました!

「大雪かみかわ ヌクモ」公式サイト:http://www.daisetsuzantours.com/nukumo/
Facebookページ:https://www.facebook.com/nukumokamikawa